
メーカー:メルセデス・ベンツ 年式:1963 車名:300SE
国:ドイツ MEMBER ID:2070
メルセデス・ベンツ300SE(W112)(1963年式)ってどんな車?
「ベンツ」——
その名前を聞くだけで、なんとなく背筋が伸びてしまう。
そんな特別な存在感を持つ車の中でも、この300SEはひときわ格が違います👑
後ろに小さな羽根のような突起がついた個性的なシルエット——
これが「ハネベン」の愛称で日本中に親しまれた、W112型フィンテールです✨
当時世界のスタイリングリーダーだったアメリカ車の影響を受けたこのデザインは、欧米では「フィンテール」、日本では「ハネベン」と呼ばれ、賛否両論を巻き起こしながらも、今となっては「これぞクラシックベンツ!」の象徴的なシルエットとして世界中で愛されています💕
🌟 3リッター直列6気筒SOHCエンジンを搭載、最高速度180km/h
🌟 エアサスペンション・4輪ディスクブレーキ・パワーステアリング・4速オートマを全て標準装備
🌟 現代の「メルセデス・ベンツSクラス」へと続く、直系のご先祖様
🌟 後に世界標準となる2系統式ブレーキシステムをこの世代で実用化
💬 このお車のヒミツ
当時のメルセデスの技術力は驚くほどで、エンジンの始動とともにバキュームでシートが自動固定される仕組みがすでに採用されていたのです😲
スマートフォンどころかコンピューターもない時代に……。
ベンツの技術力、恐るべし!
そしてこのW112、ボディをセンターピラーの直後で切断してホイールベースを100mm延長したロングボディ版が1963年に追加されました👍
現代でいえばSクラスの「ロングホイールベース仕様」——
後席を広々と使いたい、エグゼクティブのための一台として頂点に君臨しました🎩
🍀 クラカフェ豆知識
戦後日本の宰相と西ドイツ首相が交わした「約束の車」
戦後日本の復興を牽引した吉田茂元首相。
首相在任中に西ドイツを訪問した際、公用車にメルセデスを愛用していたアデナウアー首相からベンツを勧められ、購入を約束したのです!!!
それから約12年後の1963年。
その年に発売されたばかりの300SEロングセダンの輸入1号車が、吉田茂の85回目の誕生日となる9月22日に大磯の吉田邸に届けられ、後席には吉田の好きな真っ赤なバラの花束が置かれていたといいます🌹
吉田茂は子供のように喜び、すぐさまアデナウアーに「われ約束を果たせり」と打電。
「約束をお守りいただいたことを心から感謝する」という返電がすぐに届いた ——
ベンツとはただの車ではなく、二人の政治家の誇りと友情を乗せた器だったのかもしれません✨
